コンテキスト(コンテクスト)を中心とした記録について

こんにちは、mi2yo4です。

最近になって、職場と家のPCのキーボードを新しいものに交換しました。
家ではUS配列、職場ではJP配列で使っていたのですが、やはり打ち間違いが多くなってしまって…
「’」とか「”」、「_」あたりの記号がキーボードの配列によってあちらこちらに代わっているのが混乱の元なんですがねー。
という訳で、全てUS配列に変更です。

今日は農作業における記録について、考えてみたことを書いてみます。

記録について思うこと

最近、記録について思うことを自分のFacebookページに載せていたりしました。

農業における記録のタイプについて、二種類あるのかなと思いました。
(もっとあるかもしれませんが…)
一つは誰がどれだけ働いたかとか、お金に結びつく物。
もう一つは一番花が着いたとかの日々の情報に結びつく物。

前者は定形フォーマット処理に近く予め設定した選択肢をぽちぽちと入力する感じ。
後者は不定形、画像だったりメモだったり動画だったりをぺたっと貼り付けます。

前者は世の中に出回っている感があるので、やはり後者の考え方で作ってみたいなと思いますね。

この時は自分の中でも、まだうまく説明できなかったのですが、時間が経つにつれ、少しまとまってきたかもしれません。

  • 前者については、例えば灌水量xxLとか、断定的であり、行った「結果」を記録するもの
  • 後者については、なぜそれを行ったかの「理由」を記録するものである

前にも書きましたが、自分としては後者に注目して先を考えてみたいなという思いがあります。
何故そのように思うのかを少し書いてみます。

課題管理システムを使って判った「気づき」について

少し前に、社内で使用している課題管理システムを変更しました。

ここで課題管理システム?何それ美味しいの?という方向けに一言で説明しますと、

「やる事リスト(To Do List)を皆で共有するシステム」

という事になります。

「あー、あれやらなきゃ」と思っている「課題」を忘れないように書きとめて置くことは良くある事ですよね。それをシステムとして使っている訳です。

余談ですが、そういった仕組みをExcelで管理している事なども良く聞きます。が、やっぱり大体上手く行かないものです。

理由は色々とあると思いますが、「管理者(Excelに入力する人)が固定されてしまう」事でしょう。
最初はいいのですが、色々と入力するのは結構面倒くさい作業なので、そのうち入力するモチベーションが無くなります。
まともに更新されないシートは誰も参照しなくなり、そのうちあれどうなったっけ?という事になりがちです。

話を戻しまして、その課題管理システムを使っている時に、とある事に気づきました。
課題にはそれについてのコメントがまるでblogのコメント欄のように連綿と続いています。
なぜこの課題があるのかと言うことから、最終的にはその課題にどういった対処を行ったかの記録が残っています。これは言わば課題に対するコンテクストです。

コンテクストの中には、対処を行った「結果」とそこに至るまでの経緯が「理由」として述べられているのです。
これをシステム開発という形で捉えると、「結果=仕様」で、「理由=(隠された)背景や要求」という事が多い事に気づきます。

様々なシステムを開発した経験から言えば、システム開発の際に結果のみ記述された記録(仕様)というのはそれ単体ではあまり意味を持ちません。要求に対してこのような仕様としました、と言うことで初めてシステムとして完成します。

では、これを農作業の記録に置き換えて考えるとどうでしょうか?

「結果のみ記述する記録では片手落ちではないか。そして、結果に対する要求や背景をも記録することが本来求められている。」
というのが今回の私の仮説です。

後はそれをどう上手くシステムとして動作させるかですが…何とか形にさせてみたいですね。

それではまた。