農業情報の標準化の動き

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雲の上から降ってきた標準化の話

昨年の初め頃、雲の上の「内閣官房」という所の「情報通信技術(IT)総合戦略室」から
農業情報の標準化に関する「個別ガイドライン」等について
という資料が公開されました。
農業に関わる情報流通の促進を計って高度化・知識産業化を図るということのようです。
そして内容を確認すると、かなり基本的な部分で、データの分類や命名規則、単位などについて標準化を提言するとともに、農作業の分類についてもその基準や呼称から整理している流れを見て取れます。

何でこれが大事?

多くの情報システムの構築とそのデータ流通という観点では、データの標準化はとても大事な仕事となります。
個々のシステムとして独自の体系を持っていたとしても、流通経路に載せる際には、設定された標準形式に変換し、逆に受け取る際には、標準形式から独自の体系に逆変換することで異なるシステム間でのデータ流通できるようになります。
今まで、農業に関わる情報システムにおいてはこういった事が無いままに構築されていた事を示唆するわけで、今後は、こういった流れに少しずつ沿っていくようになるのかなと感じます。

メリットは?

とりあえず、ロードマップは置いて。。
個別ガイドラインで気になる所を拾って行こうと思ってます。
私たちが提供しているサービス「あぐりログ」はセンサーを用いたデータ計測を主に行うものであり、

  • H28-GL2:農業ITシステムで用いる環境情報のデータ項目に関する個別ガイドライン
  • H28-GL3:農業ITシステムで用いる農作物の名称に関する個別ガイドライン
  • H28-GL4:農業情報のデータ交換のインタフェースに関する個別ガイドライン

これらは、目を通していく必要があります。
とりあえず、H28-GL2は試行版の時に参考にして、

日射量 → 日射強度
日射積算 → 日射量

というように呼称を見直しました。
また、湿度には相対湿度を明示するように「%RH」としたり。。
やはり、皆さんにご利用頂く状態になった時にデータ名称に対する根拠がはっきりしていることは大きなメリットです。
あぐりログでは、
WebAPI
を提供していることもあり、外部システムと連携する際にもデータ分類が明確なことはネゴシエーションの簡略化にも寄与します。

ちなみに、試行版の頃は、

  • H28-GL1
  • H28-GL2

の2つだけしか情報源がなく、またその内容もささやかだったんですが。。
本格運用版ということで、再度勉強してシステム側に反映できればと思っています。
農業情報の交換インタフェースの所は、何故か オープンGISコンソーシアム の規格採用がうたわれていて。。。昔地図のシステムに関わっていた頃を思い出してしまいました。
# えーー、またこれ。。

あと、個別ガイドラインと並行して、データ利活用に関する留意点というのも公開されてまして、ここの
 農業ITサービス標準利用規約ガイド
はあぐりログの利用規約作成において、とても参考になりました。