センサーを用いた環境計測の精度:温度、湿度

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やっと梅雨らしく雨が続いたと思ったら、もう猛暑。。。
おまけに台風までいらっしゃってます。
未だ梅雨前線があるところに、台風が誘われるように入ってきますから、列島縦断な感じです。
天気図を見ると、、昔というか、高校時代に山岳部で、山で短波の天気概況を聞きながら天気図を描いていたことを思い出します。
山に入る前はもちろんのこと、山中でも毎日天気図造って、引率の先生と一緒に今日はどこまで行けそうかなんて相談してました。
今は、そんな事しなくてもインターネットで何時でもすぐに天気図や衛星写真をみることができるのだから、便利な世の中になりました。

この概況で計測されている気象情報は、昔は百葉箱みたいなもので計っていましたが、今はアメダスなどでより多点で且つ精度良く計測されています。設置環境としても温度計・湿度計の設置環境という形で規定されています。

温室での計測では

ログBOXが設置される温室は、雨風を防ぎ植物の生育にとってよりよい環境を人工的に作り出す場所です。
ですから、上記のような気象庁の条件を守ることは困難です。
しかし、加温器の吹出口を避けて設置するとか、ミストの吹出口近くを避けるとかの措置は可能です。
その辺りは、ログBOXの設置の際にお伝えしたり、説明会で提示する形で対応しています。

しかし、太陽光利用型の温室にとって、日射は植物にとっては必要なエネルギー源です。
旧来の百葉箱では、自然通風により日射の影響を抑制していましたが、風が無い時に強い日射があると百葉箱自体が暖められてしまい計るべき温度が高くなるという問題があり、強制的に通風を行うことで安定化が計られています。
安価で高性能な強制通風筒 NIAES-09 の自作

ログBOXではどうしてる

温室に降り注ぐ日射は、温室の中の植物体や梁や柱などにあたって熱になります。これはログBOX自体にとっても同様なので、箱の温度を測らない対策が必要となります。
現在、ログBOXにはファンが付いていて、排気しています。
そして、排気するための空気は、ログBOX底面にある吸気孔から入ってきます。
つまり、できるだけ日射の当たらない底面付近にある空気を取り込みセンサーのある所を通り、排気することで所謂強制通風の状態を造っています。現在の状態にするまでには、DSC_1142な感じで色々なパターンを試した結果です。

屋外計測に流用してみた。。

この強制通風の仕組みを持っているから、雨風を防ぐ大きなBOXにいれれば屋外でも大丈夫だろうと試してみました。
DSC_0718
しかし、見事に駄目でした。
日射の強い時には、5度も高くなってしまいます。
考えてみれば、プラスチックBOXですから、小さな温室です。
透明ではないので、中身まで日射は降り注ぎませんが、外側に当たった日射の持つ放射熱はBOX内部に伝わり中にあるものを暖めます。熱伝導率は低いので、中の温度を保持します。
という事で、屋外用という観点で、根本的に見直す必要があることが判明し、現在対策中です。

この目処が立てば、屋外用のBOXとしてラインアップに加えます。
もう少しお待ちください。

なんで屋外用・・

屋外の気象情報を、例えば、JAさん毎に計測し、あぐりログのシェア機能で皆さんで共有すれば個々に外気象を計測するシステムを持たなくても外気象を利用した栽培環境の見直しが可能になるのではないか。。という所です。
現在は、温湿度・CO2・日射量ですが、これに風向風速や気圧、雨量などの計測も加えられればより便利になるかなと考えています。