農業とPDCAサイクルとOODAループ

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こんにちは、mi2yo4です。
先日、最近遠出していないな、などと思って山の奥まで車を走らせたのはいいものの、1車線+αぐらいの車幅しかないような道で観光バスと離合する羽目になってしまいました。
この時期、紅葉がいい時期なので、山の方は道を選ばないと泣きを見ますね。

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さて、今回は農業の世界でもよく聞かれるキーワードとなってきた「PDCAサイクル」と、もう一つ「OODAループ」について書いてみようかと思います。これからは農業もPDCAの時代、なんて事が言われていますよね。

PDCAとは何なのか

PDCAを回して業務を改善する、というキーワードで「PDCA」という言葉を良く耳にします。WikipediaではPDCAサイクルで説明されています。

以前のエントリでも少し触れたことがありますが、ここでもう少し説明をしてみますと、PDCAはP(plan:計画)-D(do:実行)-C(check:評価)-A(action:改善)のそれぞれの頭文字をとって名付けられたものです。
言葉にしてみると、

「まあ普通のことだよね」

と思いますが、これがなかなか…日々実際に行っていますか?と言うと
「やっているようなやっていないような」感じになるのではないでしょうか。

私も過去の歴史を紐解くと、P=計画とD=実行のみ、という事が良くありました。結構計画を立てるのは私も含め皆さん好きなんですが、評価・改善はあまりしないし、敬遠していたんですね。
結果を目の当たりにするという作業は、それが上手くいっていなかったものであれば、「見たくない」現実ですから…
(その結果、計画と実行は良く行いますが、評価と改善をせずに次の計画を立ててしまうという事に…)

そういった望ましくない状態を避けるにはどうしたら良いのでしょうか?

様々なセミナー等や書籍などでPDCAサイクルについて色々と聞いてきましたが、その中で学んだことは「PDCAサイクルのCから始めよう」というものです。
普通であればPDCAサイクルの名前の通り、早速P=計画から始めよう、と思うかもしれません。
が、得てして実情を考慮せずに計画を立てても「絵に描いた餅」となってしまいます。まずは今のありのままを「C=評価」し、サイクルを始めた方が良いと思います。

弊社での実践では、「ふりかえり」作業でPDCAサイクルのCとAを回しています。上記のアドバイスを参考にして、初回のP(計画)はかなり軽めに行い、本格的にはCから始めたのが良かったな、と実感しています。
そして二週間に一度の頻度でふりかえりと次回の計画を行っています。

OODAとは何なのか

PDCAとは別にOODAという言葉もあります。WikipediaではOODAループで説明されています。

監視(Observe)- 情勢判断(Orient)- 意思決定(Decide)- 行動(Act)-次の監視(Observe)…というループを繰り返す事で意思決定をするという事のようです。
(元は空軍由来の言葉だとか…そう言われると仰々しいようにも思えますね)

ベンチャー企業などではOODAループを意思決定の元としている所も多いかもしれません。
と言いますのも、PDCAサイクルは基本的に「カイゼン」のための考え方なので、時間に対してある程度安定した状況の場合に効果を発揮します。
(そういう点では通常の工場生産などではPDCAの考え方は良くマッチします)

ただ、時間に対して状況ががらっと変化してしまう場合などにはPDCAでは対応しづらい、対応出来ないものがあります。ベンチャー企業であれば、そういった状況というのは頻繁に訪れます。
その際に、何が何でもPDCA、という訳ではなくOODAループというものもあるんだよ、という事を意識しておくといいと思います。

弊社の場合ですと、最初からこのOODAループを意識していた訳ではありません。
後から考えれば、今年の1月から2月にかけての間に、このOODAループに乗っ取って同じような事をやっていたかな、と思います。

何をやっていたのかと言うと…

戦略の転換(ピボット)

です。

当時のエントリを見ても、現在弊社でサービス展開している「あぐりログ」という文字がありません。
当時は「あぐり日誌」という日誌サービスを生業にしようと考えていたのですが、実際に生産者さんと話す(監視する)事で「現時点では生産者さんは日誌サービスをあまり必要としていない(情勢判断)」という事が分かりました。

ここで、一大決心です。

日誌サービスはひとまず脇に置き、生産者さんがより求めている環境モニタリングを重視し(意思決定)、あぐりログサービスを展開する(行動)―ようにしました。(その後は現在に至っています)

農業でもOODAループに近いものが行われているのでは

農業でPDCAというキーワードがよく出ている、と冒頭に書いたのですが、実は生産者さんの立場ではOODAループと同じような意思決定をしているのでは?というのが最近考えていることです。

例えば、栽培している作物の変更。
去年まではきゅうりを作っていたけど、単価が思うように上がらないので、今年は高付加価値の作物に変更する。
又は、トマトであれば桃太郎から種類を変更する、というのも先ほどのループに当てはめて考えれば、都度状況判断をして意思決定をしている事に変わりはありません。
あるいは、一般食用米から飼料米に栽培品目を変更してみたり…

ただ、そういった意思決定を行う一連の流れに対して「ふさわしいキーワードが無かった」為、意識してOODAループを回すという事があまり行われて来なかったのかもしれません。
なので「農業でOODAループを回す」という言葉がもっと一般的になれば、農業分野もベンチャー経営になぞらえて話しやすくなり、相互理解が深まるのではないか、と思うようになりました。

まとめ

以上、今回のエントリはどうでしたでしょうか?
このエントリを書いていくうちにどんどんと話が大きくなってしまって、「こりゃどうした事だわい」などと思っていましたが…

ふりかえり、PDCA、OODAとキーワードがいくつも出てきてますが、これらは農業やIT業界やそれ以外の分野でも普遍的に使えるツールなので、使える状況なら使っちゃうのが一番いいです!
大局的にはOODAの考え方を使い、使える場所でPDCAサイクルを頻繁に回す、というのがいいのではないでしょうか。

また、OODAループはベンチャー企業であれば使うべきですし、農業分野であっても無意識に使っているように見えます。
行っている事が一緒というのであれば…

「農業とIT(ベンチャー)は結構話が分かる同士なんじゃね?」

と思うようになりました(^^

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それではまた!