あぐりログはお手持ちのスマホやPCで、圃場にいなくともいつでもどこでも圃場の環境が分かる、温室向け環境モニタリングサービスです。
環境をモニタリングすることによって、これまで目に見えなかった二酸化炭素濃度や日射量といった環境値が目で追えるようになり、客観的なデータに基づいた迅速で正確な環境制御が可能になります。またこれらの環境ニタリングをインターネットを利用し遠隔で行うことで、これまで生産者様に重くののしかかっていた「見回り」のコストを削減し、生産者様には栽培に関わる作業により集中して頂く事ができます。
このようにしてあぐりログは以下の二点を実現しています。
①作業の迅速さ・正確性の向上による栽培作業の効率化
②見回りの削減による栽培作業の生産性向上
しかし画面を常に確認しておかなくてはいけないのなら、迅速に環境制御の作業には移れません。見回りがなくなったとしても、モニタ画面を追わなくてはならないのならこれはこれで「画面の確認」という時間的コストが発生します。これでは折角モニタリング機器を導入しても、先述の2点を実現することは難しくなり、設備投資の効果が得られませんよね。
もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、あぐりログに搭載されている「お知らせメール」機能は「画面に張り付かなくても環境モニタリングを続けられる」機能です。この記事ではそんな「お知らせメール機能」についてその概要や活用方法を解説していきます。
「お知らせメール機能って何?」「あぐりログのページやパンフレットにお知らせメールと書いてあったけどどういうメリットがあるの?」と気になっている方には、参考になるかと存じます。
圃場異常を知らせるお知らせメール
お知らせメール設定画面[クリックで拡大します]
あぐりログはご利用のユーザー様のメールアドレス宛に、「お知らせメール」を送信することができます。この「お知らせメール」は主にユーザー様への注意喚起用にご利用いただいております。事前に設定画面で登録して頂いた値を上回った/下回った場合に、ユーザー様にメールを送信してお知らせします。また指定の環境値が事前に設定していただいた値の範囲内に戻った際には、「復旧メール」を送信します。
現在当機能で設定可能な環境値は、「室温、湿度、二酸化炭素濃度、飽差、露点」です。もちろん、日射センサや汎用温度センサなどのオプションセンサを導入して頂いている場合には、そのセンサによる計測値も対象となります。
なお当機能によるメール送信は送信を行う時間帯も任意で設定いただけます。例えば6:00-23:00のように設定して頂ければ、23:00-6:00の時間帯にはメール送信は行われることはなくなり、夜中に何度もメールで起こされる…ということはありません。この時間帯設定は、ご利用用途や栽培の状況やフェーズに合わせて設定いただければと思います。
お知らせメールのメリット
この「お知らせメール」機能によって、ユーザー様にはモニタ画面と睨めっこすることなく、作物に悪影響を及ぼす事象に対して迅速に対応頂けます。また遠隔モニタリングで見回りコストを削減したうえで、環境の監視にかける時間的コストも削減することで栽培作業の生産性を向上し、ユーザー様にはより「栽培」そのものに集中して頂けます。
栽培環境は作物に良い影響を及ぼすこともあれば、当然ですが悪影響を及ぼすこともあります。実際のご利用事例として、以下のようなユーザー様の声を頂いております。
・商品詰め等で圃場の外に出ることが多いが、警報によって外出時にも異常に気付くことができた。またこの機能があることで安心して外出できるようになった。
・温室内の温度が異常であることに気づき、事故を未然に防ぐことができた
まとめ
「お知らせメール」機能は実際には圃場の急な環境変化による事故防止に役立てて頂いてることが多いようです(扉や窓の開け放しや外出中の不測の事態)。このようにあぐりログは栽培における事故リスクの低減ツール(設備)としてもご利用いただけます。我々の温室向け環境モニタリングサービスである「あぐりログ」について詳しくは https://itkobo-z.jp/agrilog をご覧になってみて下さい。