あぐりログの特徴や独自性とは何か?

 

こんにちは、nakazawaです。

最近の仕事で、弊社の温室環境モニタリングサービス「あぐりログ」の特徴や独自性って何ぞや?ということを考察する機会がありましたので、ブログにもそのことを書いてみたいと思います。

 

1.開発のきっかけ

 

「製品の特徴や独自性」は、偶然生まれるものもあるかもしれませんが、大抵の場合そこに経緯があって意図されて創られたものだといえます。現在のあぐりログの特徴や独自性というのも、考察してみたところ、「元々存在していた問題点の解決」だということに気づかされました(当たり前かもしれませんが)。

 

参考として、あぐりログの開発のきっかけを簡単にまとめてみます。

きっかけを簡単にまとめると、以下のような状況をITの力で改善できないかと考えた為です。

 

①生産者さんは温室の環境が心配だが、それを確認するには直接温室に赴くほかなかった(或いはそのような状況が多かった)

②温室に直接赴いても、計測器の値を確認したり、植物体の状態を自身の五感や経験で確認するしかない(或いはそのような状況が多かった)

③環境値を計測するには高額な機器・システムを導入するしかない(或いはそのような状況が多かった)

 

2.あぐりログの特徴とその独自性

 

以後考察したあぐりログの特徴やその独自性は、上記3つの問題点を基に生まれたものだといえます。

 

2-1.時間と場所を選ばず温室の正確な環境を確認できること

これは主に上記問題点の①と②に関連しています。

あぐりログは365日24時間温室の環境値をPC・スマホで確認することができます。データはクラウド上にアップロードされるので、インターネットさえ繋がっていれば場所を選ばずに確認ができます。さらに、ログBOXに通風機構を採用したこと・CO2校正機能を搭載したことで、正確な計測値を得ることができます。

 

2-2.誰でもカンタンに使えること

これは主に上記問題点の③の解決に関連しています。

あぐりログは導入にあたって専用のソフトウェアやシステムを導入する必要はなく、専用のログBOXを温室に吊り下げて電源を繋ぐだけで設置が完了します。面倒な設置作業や初期設定を省き、機器専用のソフトウェアやシステムをデバイスに入れずとも標準搭載のブラウザでサービスを利用できることは、独自性と言えると思います。インターネットを利用してブラウザから閲覧できれば、使用するデバイス、OS、機器のスペックはほとんど制限なく、お手持ちのもので済むからですね。

 

2-3.画面に張り付かなくて良いということ

これは主に上記問題点の①と②に関連しています。

時間と場所を選ばずにモニタリングできるとはいえ、画面をずっと注視していなければならないのであれば、状況が改善してるかというと微妙な所です。そこで、あぐりログには計測値が上がりすぎたり下がりすぎたりした場合に異常をお知らせする「お知らせメール機能」を搭載しています。ずっと画面を注視していなくても、環境の変化を察知したり、未然に事故を防ぐことができます。

 

2-4.ノウハウを高め合うことができる

これは主に上記問題点の②に関連しています。

モニタリングした環境データは貴重な財産となり得るデータであり、収量や品質が向上した際の環境データというのはより重要なデータであるといえます。これらデータをフォロー&フォロワー機能によって共有し、データの違いが何をもたらしているのか具体的に検討することができます。従来の生産者同士の話し合いの場なども、実際のデータを基に行うことでより生産性の高いものになることが期待できます。

 

 

まとめ

今回はあぐりログの特徴や独自性といえるものを簡単にまとめてみました。

これからICT農業は発展し、普及し、実に様々なサービスがうまれていくことでしょうが、あぐりログもこれからも生産者さんの管理負担を減らすため、ICT農業に貢献していきたいです。