こんにちは、mi2yo4です。
早いもので、次世代農業EXPO(AGRINEXT)2014に出展してから1ヶ月経ってしまいました。
終わった直後は何だか力が抜けきってしまい、しばらくの間「燃え尽き感」が残ってしまいました。なので、本当はもっと早い段階で参加した成果をここに書くつもりだったのですが、少し遅れてしまいました。
展示会は学習の場
次世代農業EXPOでは弊社のサービス「あぐりログ」と専用ハードウェアである「ログBOX」についての展示と説明を行いました。パンフレットも沢山設置&お配りしたので、このページを見ている方も目にしているかも、と思います。
今回の展示会の目的は施設園芸の生産者さんに私達のサービス「あぐりログ」を紹介する事です。
が、ただ弊社の「あぐりログ」サービスを知って貰うだけではもったいないと考えました(出展料もいいお値段ですからね^^)。
生産者さんが「ITに何を求めているのか」を私達も知りたい。そのための「学習の場」にしてしまおう!という目論見の元、弊社ブースを訪れた方に対してアンケートにご協力頂きました。
(皆様ご協力有難う御座いました!)
私達の仮説
まず私達は、「生産者さんがITに何を求めているか」について、仮説を立てていました。
- 施設園芸の生産者さんは何よりもまずハウス環境をモニタリングしたい
- 手軽にモニタリングできなければならない
おっと。最初の項目については、「何よりも」という部分で説明が必要ですね。
前回のエントリでも書きましたが、元々私達は「収量予測」「営農日誌」といったサービスを広めようと思っていました。しかし、サービス開始前に知り合いになった施設園芸の生産者さん数名から教わったのは「遠隔での環境モニタリング」「遠隔での環境制御」のサービスの方が欲しいという事でした。
そこで方針を転換し、「ハウス環境をモニタリングしたい」という仮説を立てた訳です。今回はその仮説の検証を行った訳です。
また、手軽にモニタリングできなければならない、というのは以下の意味があります。
- 設営・撤収の手間がかからない手軽さ
- 特別な設定をせずとも簡単にすぐモニタリングを開始できる手軽さ
- 金銭的に試してみたくなるような(手軽な)低価格
たとえ色んな機能があろうとも、使って貰わなければ意味がありません。あぐりログをシェルフウェアにはしたくないので、簡単に出来るという事を前面に押し出しました。
これらを持って実際に会場で検証してみました。結果は↓こちらです。
アンケート結果の考察
アンケートでは色々な設問に対して答えていただきました。全てに対して考察を書き出すと半端ない量になりそうなので、今回の仮説に対する部分だけ抜き出してみます。
ITサービスとして「遠隔での環境制御」「遠隔での環境モニタリング」「収量予測」「営農日誌」の4項目について感じていることを答えて頂きました。
これだけでも「遠隔での環境制御」「遠隔での環境モニタリング」が「収量予測」「営農日誌」と比較して好意的に受け止められています。
次に、上記4項目を重視する順に並び替えて貰いました。
これでより傾向がはっきりと見えてきました。施設園芸では「遠隔での環境制御」「遠隔での環境モニタリング」が「収量予測」「営農日誌」よりも重視されています。
その他の傾向も併せて結論
また、ハウス内の環境データを取っている人はまだまだ少ない、取っていても紙ベースであるという事もアンケート結果から分かってきました。
これはまだまだこれからの市場と言えそうですね。
と言う事で、展示会前に立てた仮説は「どうやら間違っていなかったようだ」と言えますね!
「あぐりログはハウス環境のモニタリングをシンプル、簡単に行えるサービスです」
と言う事を前面に押し出してサービス展開を更に行っていこうと思います。