無線LANアダプタWN-G300UAをRaspberryPiで使う(補足)

久々の投稿となります。GW間近となりましたが、ここに来て風邪を引いてしまったようで…早く全治となりたいmi2yo4です。

以前、無線LANアダプタでWN-G300UAをRaspberryPiで使うというエントリを書きましたが、その補足が少しあるかな?という事で今回は書いてみようと思います。

無線LANドライバの更新

まずは下のグラフを見て下さい。

8192cu_before
ドライバ更新前

8192cu_after
ドライバ更新後

グラフの青線について、計測値が0になっている場合がありますが、これは無線LANが上手く繋がっていない状態での出力とお考え下さい。
ドライバ更新前は一日中、ひっきりなしに無線LANが繋がらなくなる事がありましたが、無線LANドライバを更新した後では接続断の回数が目に見えて減りました。
(この状態では省電力機能についてはONのままとなっています)

Raspberry PiのOS、Raspbianに標準でついていた8192cuドライバですが、ドライバの供給元のページから最新版のドライバがダウンロード出来るかと思います。
こちらも更新しておいた方が良いかもしれません。

更新手順

ダウンロード先URL:
http://www.realtek.com.tw/downloads/downloadsView.aspx?Langid=1&PNid=48&PFid=48&Level=5&Conn=4&DownTypeID=3&GetDown=false&Downloads=true

ここから、 RTL8188C_8192C_USB_linux_v4.0.2_9000.20130911.zipをダウンロードします。

zipを解凍して、Makefileを今回用に修正します。

41c41
< CONFIG_PLATFORM_I386_PC = y
---
> CONFIG_PLATFORM_I386_PC = n
72a73
> CONFIG_PLATFORM_ARM_BCM2708 = y
236a238,245
> endif
> 
> ifeq ($(CONFIG_PLATFORM_ARM_BCM2708), y)
> EXTRA_CFLAGS += -DCONFIG_LITTLE_ENDIAN
> ARCH := arm
> CROSS_COMPILE ?=
> KVER  := $(shell uname -r)
> KSRC := /lib/modules/$(KVER)/build

これで出来たモジュールを元の8192cu.koと入れ替えれば作業終了です。

まとめ

省電力機能をOFFにして、ドライバを入れ替えたRaspiは至極順調に動いています。
RaspberryPiの無線環境に悩んでいる人の一助になれば幸いです。