ログBOXのCO2濃度計測を評価してみました

こんにちは、mi2yo4です。
この週末、家庭菜園でさつまいもを収穫してみました。去年は半端ない数を植えたさつまいもですが、今年は控えめにしたのでまあまあの収穫かな~、と思っております。
さつまいも苗って近所で売っているものは本数が多すぎ(40~50本)なので、もう少し少なめの本数の苗が欲しいですね。

さて、今日は弊社のFacebookページあぐりログのFacebookページでは何度か紹介した新商品のログBOXについてです。

ログBOX、こちら(blog)にも色々と情報を載せておいた方がいいんじゃね?という事で紹介します。
まずは二酸化炭素濃度について、ログBOXの性能を測ってみましたので見て下さい。

ログBOXと「おんどとり」を比較してみました

農業試験場の温室のほぼ同じ場所に二つの機材を設置して、性能を比べてみました。
二つの機材とは、以下の通りとなります。

  • ログBOX
  • 「おんどとり」を使用したこれまでの試験機(便宜的に旧BOXとします)

業界標準と言われている「おんどとり(TR-76Ui)」との性能を比較してみて、ログBOXが使えるものか…気になりますね。

と、ここでログBOXのご紹介

実際に設置している様子を写真に撮りましたので、それを紹介しながら少々ログBOXの説明(宣伝)をしたいと思います。

logbox

上の写真では、大きく3つの物体が写っています。

logboxonly

注目して頂きたいのは真ん中の小さい四角い箱、これは弊社の主力製品になる(と期待している)、ログBOXとなります(^ ^
ログBOXは「おんどとり」と同じく温度・湿度・二酸化炭素濃度(さらにオプションで日射量)を計測する製品です。
設備全体の大きさは旧BOXと比較しても体積比で1/2以下(体感値ですが)となっています。

更に、ログBOXではこれ一つを設置してしまえば、遅くともその5分後からハウス栽培環境をモニタリング出来ます。
出来るだけ面倒臭さを無くすようにしているのですね。

二酸化炭素濃度の比較結果は?

設置も簡単、ラクラクにハウス環境計測~とは言え、ハウス環境の計測値がデタラメでは意味が無いので、二つの機材の計測値を比較してみます。
いわば「おんどとり」の計測値と「ログBOX」の計測値のガチンコ勝負と言えるかもしれません。

とある一日の計測結果をあぐりログに表示してみました。

co2_0900

上のグラフでは2号温室と書かれているものが「おんどとり」、205号室と書かれているものが「ログBOX」となります。
ほぼ一緒の値をなぞっている事がわかりますね。

ここまで一致するのは何故だろう?

と気になって「おんどとりTR-76Ui」の二酸化炭素検出部、これはスリットの隙間から中を垣間見る事ができるのですが、ちょっと確認してみました。

「ログBOX」でも使用しているSenseAir K-30に非常によく似た基板が見えます。

似たような基板+ほぼ同じ計測値…

ダック・テストを使って想像するに、恐らくログBOXとおんどとりのセンサーは同じ製品だから同じような計測値が出るのではないでしょうか?

今日のまとめ

実際に二酸化炭素濃度を測ってみて「おんどとり」と「ログBOX」は同様の計測値を出力することが判りました。
以前にNetatmoとおんどとりの計測値を比較したことがありますが、NetatmoはK-30がサイズ的に入らないので、別のセンサーを使っている事が類推できますね。

また、おんどとりTR-76Uiは通常版で定価49800円(税別)、高精度版が57000円(税別)ですが、「ログBOX」であればネットワーク機能が最初から付いていて58000円(税別)+年間使用料と言うのは結構お手頃(すぎる?)価格だなと個人的には思いました。
(ちょっと宣伝ですが ^ ^)

ではまた!

追記

諸般の事情により、現在のログBOX(旧ログBOX)は弊社取扱価格として75000円~と少し値段が上がってしまいましたorz

このあたりの事情は、あぐりログサービスの改善に向けてというエントリにて詳しく書いています。

また、あぐりログってどういうサービスなの?という事につきましては、「あぐりログは温室のモニタリングサービスです」ページに書いてありますので、ぜひ見て下さいね。