こんにちは、mi2yo4です。
ログBOXの性能について知ってみよう!という事で、前回「ログBOXのCO2濃度計測を評価してみました」では二酸化炭素濃度について計測してみました。
今回は温度、湿度に関してログBOXがどのような値を取るのか見てみたいと思います。
ログBOXの比較対象は前回と同じく「おんどとりTR-76Ui」となります。
両者とも同じような場所で計測しているので、比較するにはぴったりですね。
計測結果のグラフ
とある一日のデータで傾向を見てみます。
温度
「2号温室:室温2」がおんどとりの計測値、「205号室-2:室温」がログBOXの計測値となります。
- 日中はログBOXの計測値が一番低くなっている
- 夜間はログBOX温度とおんどとり温度は同じような温度傾向
上に挙げたような事が言えるかと思います。
気になるのは日中温度の低さについてです。これについてはおんどとりのセンサ位置に日射が直接当たってしまい、温度が高めに出ているのでは無いかと推察しています。
同日の日射量となります。まとまった日射があった時間に温度が上がっているようにも見えます。
日が当たってから、それまでログBOX温度=おんどとり温度だったものが、日射によりおんどとりのみ温度が上がってしまった…そんな感じでしょうか。
湿度
湿度は今までと少し違う傾向になっているようです。
- 日中はほぼ、ログBOX湿度=おんどとり湿度
- 夜間はログBOX湿度が低く計測される
夜間湿度の違いについては、以下の影響が大きいのでは?と思います。
- ログBOXではケースFANが常時動作しており、計測部分の空気は常時動いている
- おんどとりについては強制的に空気を動かす機能は無い
まとめ
今回は温度、湿度に関してログBOXとおんどとりを比較してみました。
温度、湿度センサーが同一のものかは判らなかったため、もう少し違う傾向が出るかもしれないかな、と予想していましたが、結構同じような傾向が出たと言えるのではないでしょうか。
それよりもセンサー周りの構造によって、
日射が直接当たって温度が違う!
空気が流れていないから湿度が違う!
などの影響が出やすかったように思います。
センサーを使って温度を計測している生産者さんも、今一度センサー位置を見なおしてみると、より現状に則した計測が出来るのではないでしょうか。
という事で今日はこれまでです。ではまた~。
(ちなみに温度、湿度グラフの青い線はNetatmoの計測値でした)